納入事例に戻る
納入時期 平成19年3月
納入場所 佐賀県杵島郡白石町
 「白石第3選果場」のある白石町のほぼ中央の川津地区には、「22世紀に残す佐賀県遺産」に選定された800年以上の歴史がある「縫の池」があります。この池は地下水の汲み上げの影響などで、約40年の間枯渇していたそうですが、人々の努力で再び湧水がよみがえり、現在では満々と水を湛えて美しい景観を見せています。

 本選果システムは「ヤンマーグリーンシステム(株)」様のプラントの一部として納入させて頂きました。
 選果場事務所には、大切なデータを守る為にRAID5構成としたEXPRESSサーバー及び、総合・荷受け・製品管理・評価の各パソコンが設置されています。
 大型コンテナ用ダンパーの進入口に荷受け計量器が設置されています。「荷受計量パソコン」はパネルマウントタイプのものを使用し、制御盤に埋め込んでいます。
 計量動作はコンテナに付けられたバーコード板を読み込むことにより、事前に荷受けされたデータを読み出し、全自動で行われます。計量データは事務所のサーバーに記録されます。
 ダンパーによりコンテナ内のタマネギが全て払い出されたら、出来高評価の処理が開始されます。
 ダンパーにより投入されたタマネギは、泥落とし、除皮、磨きなどの行程を経て、選別台に流れてきます。選別台上には「荷替り表示器」が設けられ、現在の流れている荷口の番号や現在投入されている荷口の数などが表示されます。又、荷替わりのタイミングでパトライトが点灯して、選別員に荷替りを知らせます。
 等級選別され、2級品や格外品が除かれたタマネギは選果機に流れ、階級別に箱詰めされます。
 選果機から出たタマネギは階級別に自動秤量機により箱詰めされます。「出来高評価用計量器」は、残量を加味した出来高重量の収集を行います。又、FA用のネットワークで評価パソコンに接続され,荷口の流れに応じた適切なタイミングで個人別の出来高重量を収集しています。又計量指示計にはそれぞれバーコードリーダーが接続され、段ボール箱のユニークバーコードを読みとり、製品管理データとして、個別の製品全ての記録が作成されます。
 2級品、格外品、大玉などの箱詰めしないタマネギはホッパースケールにより計量され出来高データが作成されたのち、ネット詰め用の半自動秤量機に搬送されます。
 又、フレコン詰めする場合もホッパースケールによりその出来高が作成されます。
 自動秤量機で箱詰めされた製品段ボールは検量秤でその内容重量の検査が行われます。重量が範囲外の製品はここで排出され、再検量秤に送られますのでここで人手により正しい重量に修正されます。
 製品段ボールは2Fのストレージラインに送られます。「ストレージ格納入力卓」により段ボールに印刷されたユニークバーコードを読み製品データーにより等階級を特定して所定の条に格納します。
 ストレージの滞留状況は「ストレージ管理パソコン」により管理され、パレタイズ単位毎に払い出されて、1Fのパレタイザまで搬送されます。
 パレタイザーの直前で再度バーコードを読みパレット明細を作成します。
 製品管理の状況は常に事務所で確認することができます。
納入事例に戻る