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納入時期 平成20年6月
機器更新  平成30年2月
納入場所 長崎県諫早市小野島町
   
 JAながさき県央 玉葱選果場は、はるかに干拓地が広がる広い農業地帯の中にある、「JA長崎県央南部営農センター」に建設されています。
 選果プラントは平成20年に設置され、弊社は計量機及びデータ処理部分を担当させて頂きました。その後平成30年にPC機器類を更新させて頂きました。
 2FL選果場事務所に、「サーバー・総合パソコン・製品管理パソコン・評価パソコン」が設置されています。
 「サーバー」はドメインの管理と各種データベースの一元管理を行います。
 「総合パソコン」により各種データの入力・編集・帳票印刷、電算データ作成などが行えます。
 「製品管理パソコン」は1FLの仕分け管理と出荷伝票の作成などを行います。
 「評価パソコン」は自動秤量機と接続され出来高評価の管理を行います。
 生産者は玉葱出荷の際、1FLの荷受け室に立ち寄り、受付を行います。
 オペレータが「荷受けパソコン」に必要な項目を入力した後、荷受け伝票が発行されます。生産者はこの伝票をコンテナの中にいれて荷下ろしを行います。
 荷口の選果機への投入は、20kgコンテナで行われます。荷口先頭のコンテナに入れてある荷受伝票を「コンテナスケール」のバーコードリーダーで読み込ませることにより、データが呼び出されます。内容を確認して、スタートすると所定のコンテナ数の計量が行われます。合計重量データはパソコンを経由してサーバーに記憶されます。
 玉葱の選別を行う選別台の出口付近に「荷替り表示器」が設置されています。荷口の終端が選別台に達すると、パトライトが点灯して、荷口の終端を通知します。表示器には、選果番号と滞留荷口数が表示されます。又、荷口の位置を管理するために設けられたコンベアの回転検出エンコーダのパルスを計数する機能も持っています。
 選果機にて階級別に選別され、自動秤量機で箱詰めが行われます。秤量機には弊社製の「出来高評価計量器」が組み込まれ2段投入制御を行っています。計量データは荷口別に評価パソコンに送られて、評価データが作成されます。又、秤量機出口にて製品段ボールに印刷されたユニークバーコードが読み込まれ、捺印・仕分け・トレーサビリティー用のデータとして、等階級と共に評価パソコンに送られ、サーバーに記憶されます。
 格外・小玉・腐敗などの箱詰め計量が行われないものは、「ホッパースケール」により計量され、出来高として評価に反映されます。ホッパースケールで計量されたあとは、それぞれコンテナーやネット詰め半自動秤量機により人手による処理が行われます。
 「捺印管理パソコン」に接続されたバーコードリーダーにより製品段ボールのユニークバーコードを読み込むと、サーバー上の製品マスターの検索を行い捺印データを読み出します。データはインクジェットプリンターに送られ、捺印が行われます。
 又、検量秤により計量された重量が、該当製品の許容範囲内に収まっているかの検査が行われ、異常があれば排出されます。
 封函された製品段ボールは1FLに送られます。「製品仕分け制御盤」によりバーコードを読み込み、階級別に仕分けが行われ、ロボットパレタイザによりパレット積みされます。
 この時、仕分け盤は、仕分けデータを製品管理パソコンに送り、パレタイズ実績データとして管理されます。
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